白ばい貝

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昨日から生憎のお天気ですね。
今日は釣りに出た船が少なかったのかも知れません。
豊後水道からは鯵が届いています。
他には厚岸のしらうお。
身が大きくて、なかなか良い感じです。

竹の子は「雨後の?」と言うだけに、好い感じですね。
今は石川県のものが入って来ています。
今年の竹の子はそろそろ終わりかな?
5月の半ば頃まで、といったところでしょうか。

良くある質問 その壱 割箸について

なぜ、割箸が濡れているのか。 


 箸は、割り箸を使っています。杉の天削。業務用の量産品ですから、箸勝本店の山本登志夫さんの作る箸のようには行きませんが、御客様に少しでも気持ち良くお使いいただくため、ひと手間かけるようにしています。営業前、その日の分より少し多めのお箸に浄水をたっぷりと含ませてから、清潔な布巾で余分な水気を拭きとります。乾かないよう布巾に包んで引き出しにしまい、お客様がお席に着かれてからお出しします。

 お箸に水を含ませることには三つの利点があります。

一、 最初に箸をつけた食べ物の匂いを吸わないこと。箸が乾いていると、食べ物の汁気を吸います。汁の匂いはそのまま箸に染み込んで、何を戴いても最初の料理の匂いがしてしまうものです。
二、 箸が汚れにくいこと。うちは懐石料理屋ではありませんからお出しするお料理に厳格な順番がありません。「おまかせ」は別としても、基本的には注文による御提供なので、御客様はお好きな順番で召し上がります。最初にお箸をつけられたものが、お醤油の濃い御料理だったとしたらどうなるでしょうか。箸先はお醤油の色に染まり、最後までそのままです。食べ物がくっつき難いという意味でもきれいにお使い戴けます。
三、 手触りが柔らかくなること。しっとりと濡れた端は、触っても気持ちの良いものです。特に冬の乾燥している時期など、手もかさかさしていますから、割り箸のちょっとした角でも気になるものです。

 他にも、杉の良い匂いがすることや、駄目な箸を見分けることにも役立つ、などの利点があります。杉目のまっすぐ通っていない箸は、水を吸うと先が反って開いてしまうので御客様にはお出ししていません。
 お箸を手に取られた御客様の反応はそれぞれです。気持ちが良いと言って、喜んでくださる方。気が付かれない方。濡れていると言って、返してくださる方。なぜ濡れているのか、お尋ねになる方。些細な事ですが、私が理由を説明させていただくことで、日本の文化が伝わります。知らないことは悪いことではありません。私も、誰かに教えて頂いて今があるのです。大切なことは、誰かがその役目を引き継ぐことだと思います。 
 本来ならば、身近なお年寄りが教えてくれることなのでしょう。「御歳役」と言う言葉があるくらいですから。お年寄りの方が持っている「知恵」は大切な財産です。放棄する手はありません。日本人が、長い歴史の中で築き上げてきた文化。そのひとつひとつを支えているのは、小さな知恵の集まりではないかと思います。付き合って、見つめて、工夫して、生き残ったからこそ文化になった。
 箸ひとつ取っても、そこから生まれた多くの文化がある、と思っています。 
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