塩は、梅の重さの2割。
旨味のある塩を選ぶことが肝心。
そして、塩だけで漬ける。
干してるうちから塩が吹いてくる。
これくらいでなければ、おいしい梅干にはならない。
あとを母親に任せて、自分は東京へ。
戻ってから、様子を尋ねるのに電話をしたところ
梅を反す仕事は弟がやってくれたらしい。
これはこれで、一家総出の仕事、ということになるのかな。。。
2010年07月
二日目。
朝は少し曇り気味。
反射シートを敷いて、その上に並べる。
実家のある地域は盆地なので、日照時間が長い。
日の出から日の入りまで、およそ14時間。
だから少々曇っていても、3日あれば十分に干しあがる。
赤梅酢にも十分に陽を当てて、保存性を高める。
これを来年まで取り置いて、また赤紫蘇をつけて使う。
年を追うごとにエキスが濃くなる、というわけだ。
やがては、穴子のツメみたいに
「この赤梅酢は何十年ものです」
なんてことになるだろうか?
う~ん。。。
そんなに長く続けられるかな?
いつか誰かが引き継いでくれることを祈ろう。
自分で梅を漬けるようになって13年目になる。
量に違いはあるけれど、だいたい毎ねん漬けている。
途中、抜けた年もあったかな。
最初は、おぼろげな記憶と、見よう見まねで始めたこと。
よく解っていなくて、失敗もした。
今は、自分なりの漬け方が身についている。
長野に運んで干す、というのは、我ながら良い思いつきだった。
少しづつ工夫を加えることも忘れていない。
梅干は、ちゃんと漬ければ100年もつ、という。
自分の漬けた梅干が、100年後も残っているかどうかわからないが
そんなことを考えてみるのは、楽しいことだ。
今年の梅干は、よく出来ていると思う。
これまでで一番かもしれない。
それもこれも、お天とうさまのご機嫌次第なのだけれど。
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