2011年04月

ひと休みします

アイスクリームとコンフィチュール


先日の完熟イチゴで作ったジャムを、アイスクリームにトッピング。

温かいチョコレート・ソースとバニラ・アイスクリーム。

ジャムの上には荒く砕いた白胡椒を少々。



さて

4月29日から5月5日まで、連休を頂きます。

その間、どこで何をしているのかということを

当ブログでお伝えするつもりでいます。

夜、起きていられればの話ですけれど。


まぁ、あまり当てにしないで下さい。

好きな味

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Marinara (マリナーラ)

トマト・ソースにガーリックとオレガノ。



その店は、六本木の交差点から赤坂方面へと下ってすぐの

公園のある信号を左に曲がり、ミッド・タウンへ向う坂の途中にある。

六本木に詳しい人ならミッド・タウンから下った方が近いのだけれど

人混みを避けるように、或いは喧騒を嫌うように

六本木という街の匂いからちょっと離れたところ

というイメージで近づくのがいい感じの店なのである。

4月1日に開店したばかり。



話は逸れるが、今から30年以上も前に

生地を薄く延ばして酸味の利いたトマト・ソースでもって食べさせる

というイタリア料理店が、自分の生まれ育った街にあった。

(いまもある)

高校生の頃にその店の厨房でアルバイトをしていた、ということが

この世界に入ったそもそものきっかけなので

ピッツァには人並ならぬ思い入れがある。

オレガノとオリーブ・オイルの香りは

田舎の高校生にはとても鮮烈だった。



ピッツァ1



ピッツァの魅力は様々だと思うけれど

自分が「うまい」と感じるピッツァにはなかなか出会えない。

まず、あれこれ具材を乗せたのは好みでない。

さらに、窯を使って薪で焼いているにもかかわらず

仕事の肝心要をしっかり掴んでいないせいで

せっかくの材料を台無しにしている店が多い、と感じる。

往々にして、作る人が粉の魅力を解っていない、と思う。

好みの問題、といえばそれまでなのだけれど。



どうやらこの店のご主人とは、求めるものが似ているらしい。

ピッツァとうどん。

出来上がるものは大いに違うが

粉に対して同じような魅力を感じているんだな、と思う。

香りと食感。

口中の、粘膜や歯茎から受け取る触感や

 鼻腔から受け取る快感を

味に勝る魅力、として受け取めているのだ、と思う。



ピッツァ2



独立するにあたって仕事場を離れていたときに

六本木でばったり出あったことがあって

そのときに貰った名刺がすこぶる洒落ていた。


肩書きにあたるところに「東京ピッツァ職人」とあった。

こういうことをサラッとやられると、参った、するしかない。


同じ、粉の魅力を求める者として

こういう姿勢が自分には無いのである。

周知のとおりの頑固者だが、意気地というものが無い。


「一見さんご遠慮ください」なんて肩書きは

或る種の飛び道具みたいなもの。


長いこと店を続けているうちに

胸を張って「どうぞ」といえるだけの心構えを失っていたのかもしれない。

だから

こういう気持の引き締まるような店が近くにあるのは、とてもありがたい。


誤解のないように付け加えるのだけれど

この店のご主人は頑固だ(と思う)けれど、意気地があって、愛想もいい。

ピッツァを食べながら

見習わなければならないな、と思うのである。



一週間経過

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実家の山椒。 やっと芽吹きました。

原料調達

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1キロ千円を2箱。

摘みたての完熟イチゴです。

久しぶりにジャムを作りますよ。

匂い

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たらの芽とふきのとうの 天ぷら。

 先週末、長野に帰ったので。

 3月が寒かったことと、春先の雨が少なかったせいで


いわゆる 「芽だしもの」の出回るのが遅れている、とのこと。

それにしても

都内の店先で出会う「たらの芽」とは香りが別物です。

 野山の生の匂いがします。


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【六ばんめの味】

http://sadakichi-693.com

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