2011年08月

夏の終わりに

8月が終わります。

どんな夏をお過ごしでしたか? 


7月、8月は

毎週末、長野に帰っていました。

と言っても、土、日と続けて帰るということは少なく

日帰りがほとんどでしたけれども。


日曜日の中央道は、20キロから30キロの渋滞はあたりまえ。

下りも、上りも

時間帯を誤ると、確実に1時間以上の渋滞に嵌ります。


それゆえ、東京を出るときは、6:00を目処に首都高に乗り

帰りは21:00を過ぎてから、というのが自分の定石です。


先週末の土曜日は、父親の40回目の命日でした。

久しぶりに実家に泊って、夕食後

風呂上がりに夕涼みなど、していました。


街の中心から車で10分とかからない場所ですが

20:00ともなれば、外は真っ暗。

とぎれとぎれに民家の明かりと、遠くに外灯がぼんやりと見え

ときどき通る車のライトに照らされて

そこだけが一瞬、浮かび上がる、という程度。


一人掛けの縁台と、足元に蚊取り線香。

浴衣で寛ぎながら、虫の音を肴に

居間から漏れる灯りでもって、一人酒をやる。




なにが見えるというわけでもありませんけれど

これは 涼しさのおすそ分け。






10キロほど離れた街の、花火の音が

虫の音に交じって聞こえてきました。


今年の夏も、そろそろ往こうとしています。

今週も

5762e269.jpg

長野に来ています。


トマトの世話をすると、手が黄色くなります。

緑黄色野菜だから?

ちょっと洗ったくらいでは落ちません。

青い匂いがします。

思わぬところで

chardonnay



トーマス・クシネ

バルセロナの西、D.O.コステルス・デル・セグレを代表する生産者。

スペインを代表するボデガといっても、問題はない。


最近リリースされた「シャルドネ」ですが

なんとなく気になる顔つきをしています。

太筆で「心」と書かれているのです。


このワインの売上は全て

今回の震災の義援金に当てられるのだそうです。


「がんばれ〇〇」というような目だつ構えでなく

それを商品の謳い文句にするでもなく

このワインに注ぎ込まれた作り手の愛情だけが

静かに伝わってくるのです。






最近の日本人は

「美しさ」

という言葉を忘れていないだろうか。


堪りかねて天を仰いだり

顔を覆いたくなるような

そんなニュースばかりが、目に入る。


利益を優先させることばかり考えた

つまらぬ付き合いも、多くなった。


人を押し退けてでも、という嫌らしい行いを

咎める人が大いに減った。


日本人は

その心根に「美しさ」を求めて続けてきたからこそ

日本という国を保ってこれたのだと思う。


日本人の心は

どこへ行ってしまったのだろうか。




それにしても

256a62d3.jpg


見れば見るほどオモシロイ形をしていると思います。

これにはこれで、きっと意味があるのでしょう。


さて、先日、あるお客さまと話をしたのですけれど

最近のゴーヤは、苦味が弱くなったように感じます。

九州の一部地方や、沖縄の特産物であったゴーヤが

東京でも普通に買えるようになったのは、たぶん10数年前。

その頃のゴーヤは、苦味で眉をしかめるほど鮮烈で

最近のものよりも、もっと青臭かった、と記憶しています。

自分たちが、この独特の苦味に慣れたのか

それとも品種改良されたものなのか

記憶との味比べなので、答えはでませんけれど。


写真のものは、ちょっと早めの収穫で20センチくらい。

品種もいろいろあるので一概にそうとは言えませんが

このくらいで食べると苦味も青臭みもしっかりあって

暑気払いにはちょうど良い、と感じます。

週末の収穫

fcfbb81a.jpg


これだけ。。。

今年のきゅうりは先週がピークでした。

茄子はそろそろオシマイ。

トマトは不調のまま。

ピーマンはぼちぼち元気で

あとは、やっとゴーヤが採れ始めた、というところ。

それも、今週の雨でどうなるか。。。

家庭の台所ならこれで賄えますが

店で使うにはぜんぜん足りません。

ゴーヤの天ぷらが、引き続きいけそうなくらいです。
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