間引きしたものを、つまみ菜と呼んでいます。
これ、実は10日前に間引きしたもの。
ビニール袋に入れっぱなしだったのに、すごく元気なので、ちょっとびっくり。
大根、菊菜、水菜、ほうれん草、ルッコラなど、ほぼ全種類が混ざっています。
本葉の出る前、双葉の状態は、見かけはほとんど同じ。
それでもその一つ、一つを摘んで味わうと、こんなに小さいのに
まだ十分な栄養を蓄えてもいないのに、どの野菜か判るのです。
自然栽培は、生育に時間がかかる分、味が濃縮されると言われています。
水も肥料も与えないから、自分で探して得るしかない。
だから深く、あるいは広く、根を伸ばして、探す。
なるほど。
時間はかかるけれど、しっかりと生きた証が、味となって現れている。
こんなに小さくても、そこら辺のスーパーで買う野菜より、味が濃くて美味い。
生きた証を食べるから、命が育まれる。
それが特別のことになってしまったのは、一体いつからなのかなぁ。