2013年03月
いつもは「ナズナ」で作るのですが、今日は「ほうれん草」を使ってみました。
春先のお気に入りです。
パスタはspaghettiniなど、1・6~8mくらいの、ちょい細目がお勧めです。
ホウレン草は、ざっくりと毟ってざるへ。
根元は包丁を縦に入れて半割に。
そこへ塩。
ざくざくと揉みました。
全体に塩が回ってシンナリしたら、軽く握ってアクを搾ります。
そこへ茹であがったパスタを
どん!
ホウレン草の入った笊で、パスタのお湯を切ります。
そして、そのまま鍋に戻す。
お湯をかぶったほうれん草がほんわかと湯気を上げています。
ここへ軽めのオリーブ・オイルと卵黄、それに塩。
さっぱり食べたい時は、卵黄を入れずに作ります。
これをさっと混ぜ合わせて出来上がり。
調味は塩だけです。
胡椒も使わない。
まぁ、このあたりは「好み」ですからお好きにどうぞ。
香りがね、抜群に良いのですよ。
それと、ほうれん草の食感がとても良い。
根っこはコリッとして、味わいのアクセントになります。
ほうれん草をふんだんに使って、しかも手早くできる。
葉っぱを何種類か混ぜると、もっと楽しいです。
ナズナの時は、ふきのとうやタンポポを入れたりします。
これはもう、嬉しいくらいに野の香りがする。
お天気の良い昼に、外で白ワインでも飲みながら食べると最高です。
野菜は加熱しすぎないこと。
肉も魚もそうですが、活きが良いものほど生で食べる方がおいしい。
命を喰らうのです。
加熱して、くたくたになった、死んだ細胞を食べたって嬉しくありません。
噛んで、砕いて、すり潰して、命を屠る。
味わう喜びがあってこそ、命は繋がっていくのだと思います。
ただし素材はしっかり選びましょう。
家庭では、調理に手間をかけるより、素材さがしに時間をかける。
それが肝心だと思います。
【六ばんめの味】
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