2013年04月
南信州産の、無農薬栽培、有機栽培、そして、私が手掛けている自然栽培の野菜たち。
たくさんの日光を浴びて、元気に育った野菜たち。
さだ吉 [鎹カスガイ] にてお馴染みの、北海道厚真産の放牧豚や、信州高原のぎたろう軍鶏など、
各回ごとに、野菜以外のお楽しみを添えて、お届けしています。
※ 現在は、頒布会のみ(5回で終了)のお取り扱いです。
頒布会 「うましものの六味」 2013年 第二期 への募集を開始します。
( お申し込みの受付は、5月7日から )
頒布会のしくみ : 隔週で、五回のお届けです。
Aグループ 5/25、6/8、6/22、7/6、7/20
Bグループ 6/1、6/15、6/29、7/13、7/27
金曜日の午後、宅急便にて発送します。(上記日程は、お届け予定日です)
基本は翌日(土曜日)の午前中のお届けですが、事前にご都合を確認させて頂きます。
予定の変更、時間指定も承ります。
2~3人の家庭向け(80~90サイズ)の箱でお届けします。
( 4~5人の家庭向けに、100~サイズのご相談も承っています。)
小学館発刊 「七十二候美味禮讃」 画 川口澄子 / 文 三浦俊幸 を元に、
野菜の説明や、料理、季節、行事の話などを会報にして、一緒にお届けしています。
発送後、野菜の説明と、調理方法などをメールで配信しています。
代金 : 21,000円 (送料、税込)
お申込みは、メールにて承ります。 ( 配送グループの指定は承ることができません )
タイトルに 「野菜の宅配」 と明記の上、sadakichi@ams.odn.ne.jp まで。
生産の都合上、お引き受けできる件数に限界があります。
ご要望に添えない場合は、どうかご容赦くださいませ。
お申込みの受付は、5月7日から。
畑に生えた土筆だけでは足りません、煮て喰うには。
畑から徒歩3分のところにある、「つくし」ヶ原。
開きすぎたものは味わいに欠けるので
なるべく胞子の残っているものを選んで摘みました。
笊一杯になるまで、およそ30分。
これで摘み取った量の五分の一。 卵とじ二人分になります。
まず、袴の掃除から。
ここ、を指先でつまんで取り除きます。
こんな具合に。
写真の分量くらいなら、15分程度で済みます。
これを水ですすいで、ゴミや汚れを落とします。
そして、茹でる。
水から茹でます。 沸いたら火を止めて、そのまま30分放置。
鍋底に沈んで、すっかりおとなしくなりました。
これを流水で良く洗います。
乱暴にしないで、掌でやさしく遊ばせるように。
胞子が水に溶け出して、緑色の濁った汁が出ます。
それがなくなるまで、二度、三度と水を替えながら
ゆるやかな流水で。
これはちょっと茹ですぎた感じ。
笊に揚げて、水気を切るように、そっと絞ります。
ペーパー・タオルなどに広げて、余分な水分を除き、灰汁抜き終了。
天ぷらにするなら、30分置かず、茹でこぼしを一回洗えば良いでしょう。
調味はお好みで。
酒、砂糖、濃口しょうゆ。
出汁、みりん、薄口しょうゆ。
出汁、塩、薄口しょうゆ。
卵でとじるなら、甘辛く煮る。
胞子の苦さが甘さに溶け込んで、ほどよい具合になります。
卵は多めに。
二個使いました。
かきまぜ方も、ゆったり、ざらっと。
すると出来上がりは半熟で、ふわふわのとろとろ。
こごみの味噌汁と一緒に。
土筆煮て飯くふ夜の台所 正岡子規
夏のスギナ取りに疲れたら、この甘苦さを思い出して乗り切ろう。
そうそう。
袴を掃除するときに、指先が、こんなになります。
良く洗えばだいたい落ちますが、爪の間に入るとしばらく残ります。
男の人がやる仕事だと思います。
【六ばんめの味】
http://sadakichi-693.com
にて公開中
sadakichi693