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和歌山から。

今年は鮎が不漁のようですが
まぁ、たまにはそんな年もあるでしょう。
なにせ「お天とう様」のすることですから。。。

黄金色に輝いてみえるのは
半日ほど換気扇の下で干したから。
子持ちの鮎を干すと、腹の中が熟れて
チーズのような味と香りがするのです。

ずいぶん前のことですが、
とある京都のお料理屋さんで食べた鮎のテリーヌの
どうもチーズの味と香りがするらしきを
カウンター越しに恐る恐るそのように尋ねてみたら

いぃえぇ、使ぅとりまへん。

と、いともさらりとかわされたことがありました。
そんなものかと首を傾げつ食べた料理の香りの正体が
ある日、自分の店で解った時の、
何とも悔しくもどかしかったこと!

当家には、テリーヌなんて難しいことはできません。
お客様には炭火で焼いたのの腹に
ガブリと喰らいついて頂きます。

子持ちの鮎は、なんと言っても卵が身上。
熱々に噛りつくのが一番なのです。