築地へ仕入れにでかけるたびに

八百屋の店先に並んでいる梅が気になって仕方なかった。

いいタイミングで梅仕事に手をつけることもできず

「六の市」にかかりきりになってしまった今年の6月。

干す頃を見計らって、そこから漬け始めの日を逆算するので

ここで先延ばしにすると、後が面倒なことになる。

「六の市」のあと少しゆっくりしたかったが

そうもいかず、週明けから早々に取り掛かっている。

梅も天気も待ってくれないから、休んでいる暇がない。。。


梅仕事2010 006
梅仕事2010 008


今年も20kg。

傷のあるもの、傷みかけているもの

全体に熟れているもの、ヘタの周りが熟れているもの。。。

梅干として漬け込むのに適さないものを除いて、だいたい18kg。

ここではじいた梅は、梅酒に使う。


梅仕事2010 001


今年の梅酒は、昨年の経験を生かして二段仕込みとした。


最初の仕込みは「六の市」の前に済ませることができたので

こなれたところへはじいた梅を追加するところから。


梅仕事2010 002
梅仕事2010 003


昨年は、最初の糖度が高すぎたせいか、梅が固くなってしまった。

黒豆や、栗の渋皮煮を作るときと原理は一緒なのかな?

そう思って、今年は二回に分けて仕込むことにした。


酒も、初回の仕込み分はアルコール度数を40度にして

梅のエキスを十分に抽出している。


梅仕事2010 004


これで梅と黒糖がこなれたら、味のバランスを見て

仕上げの分の黒糖焼酎を加える。


ということは三段仕込みか?