二日目。

朝は少し曇り気味。

反射シートを敷いて、その上に並べる。


梅を干す 2010 028


実家のある地域は盆地なので、日照時間が長い。

日の出から日の入りまで、およそ14時間。

だから少々曇っていても、3日あれば十分に干しあがる。


梅を干す 2010 023
梅を干す 2010 024

赤梅酢にも十分に陽を当てて、保存性を高める。

これを来年まで取り置いて、また赤紫蘇をつけて使う。

年を追うごとにエキスが濃くなる、というわけだ。


やがては、穴子のツメみたいに

「この赤梅酢は何十年ものです」

なんてことになるだろうか?


う~ん。。。

そんなに長く続けられるかな?

いつか誰かが引き継いでくれることを祈ろう。


梅を干す 2010 027


自分で梅を漬けるようになって13年目になる。

量に違いはあるけれど、だいたい毎ねん漬けている。

途中、抜けた年もあったかな。


最初は、おぼろげな記憶と、見よう見まねで始めたこと。

よく解っていなくて、失敗もした。


今は、自分なりの漬け方が身についている。

長野に運んで干す、というのは、我ながら良い思いつきだった。

少しづつ工夫を加えることも忘れていない。


梅干は、ちゃんと漬ければ100年もつ、という。

自分の漬けた梅干が、100年後も残っているかどうかわからないが

そんなことを考えてみるのは、楽しいことだ。


今年の梅干は、よく出来ていると思う。

これまでで一番かもしれない。


それもこれも、お天とうさまのご機嫌次第なのだけれど。