営業終了後、奥のテーブルを動かして製面台を載せるだけ。
午前中から数回の練りを加えた生地。
今回は、全粒粉を使いませんでした。
もともとは北海道産の「薫風」を使っていたのですが
今は手に入らないので、地元産のハルユタカを使っています。
しかし、香りとコシが弱い。
第二案として、全粒粉を混ぜることを思いつきました。
全粒粉を混ぜると、蕎麦のような色と見た目になります。
噛むほどに香りがひろがって、甘みを増していくのですね。
思わぬ怪我の功名でした。
自分はこの「おうどん」をとても気に入っています。
でも、前の方が良かった、という声も多く・・・
「薫風」は、香りが強くて、モチモチした食感なので
第三案として、イタリアの地粉00を混ぜてみることにしました。
香りはあります。
これを氷温熟成するとどうなるか、まだわかりません。
食感も、熟成前と後ではかなり変わるものです。
伸した感じでは、まあまあ。
熟成後、茹でて、味を見てから浸け汁を調整します。
麺が変われば浸け汁も変わる。
調味料を味わうための「おうどん」ではなく
「おうどん」を味わうための調味。
なんでもかんで無造作に醤油をぶっかけるというのは、乱暴と言うものです。
さて、どうなりますか。
30日(土)の「おうどんの日」をお楽しみに。
17:00 ~ 22:00 (子ども可)
まだお席に余裕があります。
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