この薄さ。 餃子の皮ではありません。
「おうどん」を打っています。
手に入り辛くなった「薫風」。
他の粉でいろいろ試しましたが、やっぱり「薫風」あっての、当家の「おうどん」でした。
粗捏ねから本練り。
掌に吸い付くような感じは、女性の肌のようです。
製麺の精度を上げるため、2kg+α を、8個の小さな玉に分けて打ちます。
玉一つからできる「おうどん」は、約三人前。
求める「おうどん」によって、製麺方法を使い分けているのです。
大きく伸ばして、畳んで切るのは、切りたてを食べる麺の作り方。
この製麺方法は、工程が多いので、時間もかかります。
この段階では、まだ20センチくらい。
このあと、「手もみ」という工程を加えて、もう少し伸ばします。
文字通り、手の内で揉む。
両手を使うので、写真は撮れませんでした。
こうして麺にヨリをかけることで、汁が絡みやすくなります。
薄味の出汁で食べる、当家の「おうどん」。
製麺の秘密、でした。
薄く延ばしてある上に、切ってからもうひと手間加えるので
仕事量が多いと、作業中に麺が乾いてしまう。
それで、1回を三人前くらいの仕事に分けるのです。
ひと玉にかかる時間は、約15分。
これを8回、繰り返す。
24人前の「おうどん」を仕込むのに、約2時間、かかります。
さらに、打ち終えた麺を、5日~7日、氷温で熟成させる。
実は、なかなか面倒な「おうどん」であります。
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