六番目の味

花山椒

4189cd7f.jpg


花というよりはまだ蕾ですね。

山椒は、4月から5月にかけて
ごくごく小さな黄色い花を咲かせます。

それを摘み取って食べようというのですから
料理人というのは業の深い仕事だと思います。

でも、この淡くて清清しい春の味は
一度味わったら忘れられないものとなります。

人は、それぞれ想いを抱いて生命を口にする。

今年もまた花山椒が食べられることに感謝します。

ツミレ

37f40253.jpg


いわしの身を突いてつみれにし
刻んだふきのとうを混ぜ込みます。

これをさっと湯掻いたものを冷ましてから
小麦粉を叩いて揚げる。

「いわしとふきのとうのつみれ揚げ」

これも春の定番としてすっかり定着しました。

写真は湯掻いたつみれに醤油をかけたもの。

いわしの突き加減の荒さが解りますか?

手間がかかってもあたり鉢と擂粉木を使う。

大変でもごつごつと突く。

こういうざっくりとした味の持つうまさは
フードプロセッサーなんかじゃ絶対に出せません。


浜防風とわかめのおひたし

0778c2c1.jpg


浜防風、大好きです。

味も香りも食感も、全て自分好みなのです。

沢煮

adb33f58.jpg


いろいろな野菜をさっと炊いた料理を沢煮と呼びますが
炊きやすいように(火が入りやすいよう)千切りにし、
豚肉を入れて炊いたものを特に沢煮椀と呼ぶようです。

当家の沢煮は千切りではなく、ご覧のようにコマ切り状。

おしながきの「揚げ餅の沢煮あんかけ」は

先日搗いた餅を揚げだしにして
この沢煮に葛でとろみをつけたあんをかけます。

13693cfe.jpg



こごみ

44784f10.jpg


こごみはくるっと巻いたかわいい山菜。

さっと湯掻いて水に放し、水切りしてから
新玉葱、とんぶり、かつを節を加えて醤油を少し。

ん????

実は簡単な料理だということをばらしているのかも!



記事検索
月別アーカイブ
ギャラリー
  • GUUUT 10月のご案内
  • GUUUT 10月のご案内
  • GUUUT 10月のご案内
  • GUUUT 9月のご案内
  • GUUUT 9月のご案内
  • GUUUT 9月のご案内
  • GUUUT 9月のご案内
  • GUUUT 9月のご案内
六本木さだ吉 公式HP

【六ばんめの味】

http://sadakichi-693.com

にて公開中