北海道から
どうやら狐の仕業らしい。
折しも、シカゴ穀物市場でトウモロコシが最高値を更新した。
もちろん、ここでは何の影響もないのだけれど。
そういえば、当地のトマトは築地市場にも行っているらしい。
共同選果場を通過するので、箱に入ると、もう見分けはつかない。
師匠は、当地では「名人」と呼ばれているが
その「名人」の作ったトマトも、選果場を通れば「普通のトマト」である。
実際に生産者の中に入って、いろいろな仕組みを目の当たりにすると
農業で食べていく、ということは
本当に大変だ、ということが、よくわかる。
それでも当地には
多くの若い人達が、技術習得のための研修生として、長期滞在している。
また、今年から、あるいは去年から、という新規就農者も何人かいる。
若い人の存在そのものが励みになる。
トマト。
ハート形というよりは、ティファニーのビーンズみたいな形です。
本来は、大きくなる前に摘み取られるはずの形。
正品としては出荷できないものですが、わけあり品として流通することもあります。
こんなのや
こんなのもあります。
愛らしいので、みているだけでも楽しいですね。
栽培用のトマトは通常、花弁が6枚、葯が6枚で構成されています。
野生種は5枚。
この花が、環境条件によって、下の写真の様に重合してしまうことがあります。
それを「鬼花」と呼んでいます。
正常なトマトの生育を妨げることがあるので、大概、摘み取られてしまうのですが
数ある中には見逃して、そのまま果実として肥大するものもあります。
それが写真のトマトです。
最近は「食味がよい」ということで、わざわざ別箱に詰めて売っているところもあるようです。
夏秋トマトは、これから最盛期。
ピーク前の現在でさえ、多いときは一日で5000個前後の出荷があるくらい。
朝の4:00から収穫を始めても、午前中いっぱい仕事に追われます。
午後は午後で、トマトの世話など、いつもの仕事があって
文字通り、日の出前から日の入りまで。
顔、首、腕だけが日に焼けて、見てくれだけは、すっかりファーマーになりました(笑)
中身は。。。
一人前への道のりは、まだまだ遠いようです。
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暑いから水を撒いている、のではありません。
これ、葉面散布という方法ですが
カルシウムを水に溶かしてトマトに与えているところです。
噴霧器です。
テレビなどでご覧になったことがあるかと思います。
水溶液をタンクに入れて、背負って歩きます。
こんな感じ。
師匠、初登場です。
背後から盗み撮りしてます、すみません。。。
師匠は、「75万馬力」だそうです。
私は「50万馬力」です。
まだまだです。
噴霧器といっても2サイクルのエンジン付きです。
本体だけで10kg近くあります。
水溶液20ℓを入れると、重量は約30kg。
それを背負って30℃を超えるハウスの中を3往復します。
50m×3で150mの、それが13棟あるわけですから
。。。
なかなかの運動量ですね。
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